生命保険のメリットとデメリットのすべて

生命保険のメリットとデメリットのすべて

生命保険は保険商品数がもっとも多く、商品のプランまで含めると数百以上もの数が存在します。

そんな中から、自分とって必要な保険を選ぶのは、とても大変です。
そもそも、生命保険に加入するメリットがあるのかどうかを悩む人も多いかと思います。

今回は、そのような人のために生命保険のメリットとデメリット、そして特徴などをご紹介します。

生命保険に加入するメリット

まずは、生命保険全般の加入するメリットについて解説していきます。

損害金額を保険会社が引き受けてくれる

生命保険の最大のメリットは、保険に加入して保険料を払うことで、自分や家族が被る危機、いってしまえば金銭的な損害を保険会社が引き受けてくれるところです。

家計に与える損害とは、「病気・ケガ」「失業」「死亡」などがあげられます。

人によって所得が異なるので、家計に与える負担の大きさも変わってきます。
そういった家計に与える負担が大きいものに対して、生命保険に加入すると、万が一の時に救われるメリットがあります。

保険の種類が豊富なので目的別に加入できる

生命保険は、だいたい8種類に分類することができます。

がんになった時の治療費を補いたいなら「がん保険」を選び、夫が万が一のとき妻や子どもなどの生活を補いたいなら「死亡保険」を選ぶ。
このように保険が分類されていることで、必要のない保険に加入しなくてもいいメリットがあります。

生命保険で相続税対策ができる

2015年1月から相続税の負担が重くなったことをご存じでしたか?

保険金には、一定の金額までなら非課税になるのです。
もしも妻と2人のお子さんがいた場合、それぞれ500万円(合計1,500万円)までの保険金が非課税になります。

保険料が保険金を超えるような保険商品はさけるべきですが、それ以外であれば加入するほうがお得です。

相続税対策には、一時払い終身保険を活用します。
ここからが重要で、契約者と被保険者が夫名義で、受取人を妻や子どもなどを相続人にするのがポイントです。

ここを間違えると大変なので注意してください。

1,500万円を銀行に預けていると、相続税の対象になります。
その相続税の税金対策として、生命保険が活用できるのもメリットといえるでしょう。

生命保険に加入するデメリット

次は、生命保険全般の加入するデメリットについて解説していきます。

保険の種類が多く複雑なため不必要な保険に加入してしまう

保険商品にはさまざまな種類があり、中には自分にとっては不必要な保障が含まれた保険を加入してしまい、割高な保険料を払い続けてしまうこともあります。

保険の種類が多いことがメリットになる場合もあれば、デメリットになってしまうこともあるのです。

自分や家族にとって必要な保険は何かを把握した上で、生命保険を選ぶようにしましょう。

将来の不安を減らすためにと多くの保険に加入してしまう

生命保険選びを始めると、色んなパンフレットを見ながら比較するようになります。

パンフレットに載っているリスク対策や事例などを読んでいるうちに、将来への不安が膨らみ、本来必要としていた保険以外にも加入してしまうことがあります。

その結果、保険料が高くなり家計を圧迫してしまうケースもあるのです。
きちんと自分の中で軸を持ち、本当に必要な保険だけを選ぶ決断力も大切です。

書類手続きを済ませても保険保障がすぐに開始されない保険種類がある

携帯電話の加入など一般的な契約の場合、書類手続きが済んだあとすぐに利用できます。
しかし生命保険の場合、保険の種類によって保障開始時期が異なるものがあるのです。

生命保険は、「契約手続き→告知・検査→保険料支払い」の3つ全てが終わった日から保障が開始されます。
このことを「責任開始日」といいます。

しかし、がん保険には厳しい基準が設けられており、上記の3つが揃った日から90日間経たないと保障がスタートしないのです。

上記の条件は支払い方法や保険会社によって異なってきます。

生命保険には責任開始日が存在しますので、審査基準が厳しい保険に加入する際は、なるべく余裕をもって手続きをするようにしてください。

生命保険の主な役割は貯蓄でカバーできないリスクに備えるもの

個人的な主観も入ってしまいますが、生命保険の役割は、貯蓄で対処できない不測の事態に備えるものだと思っています。

個々の家計状況によって貯蓄で対処できる範囲が異なってきますが、基本的は大きなリスクと感じる不足の事態(子どもがいる世帯での夫の死亡など)に対して、生命保険に加入することで大きな保障を得ることができます。

生命保険の主な役割は貯蓄でカバーできないリスクに備えるもの

出典:生命保険文化センター

なんでもかんでも不安だからといって、たくさんの保険に加入してしまうと家計の圧迫にも繋がり、貯蓄すらできない状況になることも。

それよりも、本当に必要な保険を必要な時期にだけ加入する方が、余計な保険料を支払わずに済み、浮いたお金は不足の事態用として貯金にまわしておくのが賢明です。

生命保険は個々の状況によって最適な生命保険が変わります。

生命保険は主に8種類のタイプがある

生命保険は、8種類に分類することができます。

終身保険

終身保険は、死亡したときのみに死亡保険金が受け取れる保険です。
保険期間は一生涯死亡保障が続きます。

保険料の払い込みが一定年齢または一定期間で満了する有期払込タイプと、一生涯払い続ける終身払込タイプが存在します。

終身保険

※仕組図の黄色い部分は、将来の保険金・給付金の支払いに備えて積み立てられる部分を表しています。

出典:生命保険文化センター

定期保険

定期保険は、一定でその期間に死亡した場合のみに、死亡保険金が受け取れる保険です。

定期保険

出典:生命保険文化センター

収入保障保険

万が一があった際に、契約時に定めた満期まで年金が受け取れる保険です。
年金を受け取れる回数はいつ死亡するかによって変わってきます。

収入保障保険

出典:生命保険文化センター

医療保険

医療保険は、病気やケガなどで入院したり、所定の手術を受けたときに、給付金が受け取れる保険です。

保険の種類によっては、出産に伴った手術(帝王切開など)や、死亡保険金が受け取れるタイプなどがあります。
なお、医療保険に付帯されている死亡保険金は種類にもよりますが少額のところが多いです。

がん保険

がん保険は、がんで入院や手術を受けた時に入院給付金や手術給付金が受け取れる保険です。

がん保険の場合は、契約日から90日または3か月などの待ち期間があります。
この期間にがんと診断されても保障対象にならず、契約が無効となりますので注意が必要です。

がん保険

出典:生命保険文化センター

個人年金保険

個人年金保険は、契約時に定めた一定の年齢から年金が受け取れる保険です。

年金を受け取る期間によって、いくつかの種類が存在します。

個人年金保険

※仕組図の黄色い部分は、将来の保険金・給付金の支払いに備えて積み立てられる部分を表しています。

出典:生命保険文化センター

学資保険

学資保険は、子どもの入学や進学にあわせて祝い金や満期保険金が受け取れる保険です。
また、契約者が死亡した場合は、以後の保険料の払い込みが免除されます。

学資保険

出典:生命保険文化センター

介護保険

介護保険は、寝たきりや認知症によって介護が必要になったとき、その期間が一定期間継続した場合に年金などが受け取れる保険です。

一時金や年金が受け取れるタイプや、公的介護保険の要介護認定に連動して一時金・年金が受け取れるタイプが存在します。

将来設計を考えてから生命保険の加入や見直しをする

生命保険のメリットとデメリットを読んで気付い点があったと思います。
それは、生命保険に加入するときや見直しをするときは、必ず保険を必要と感じる何かしらのきっかけがあるのです。

とくに多いのが「結婚」や「出産」、「子どもの入学」に「夫の退職」などです。
このような時期(きっかけ)はある程度、予測することができます。

そういった時期の予測を表にして、可視化したものが「ライフプラン表」と呼びます。

エクセルでも手書きでもいいので、ライフプラン表を作成しておくことで、どのタイミングでまとまったお金が必要になるのか把握することができます。
そして、お金が必要となる時期に対して貯金で補うのか、保険を活用するのかを検討することで、失敗しない保険選びをすることができます。

自分で表を作るのは大変かと思うので、日本FP協会が「ライフイベント表」を公開しているのでプリントして活用してみてください。

まとめ

生命保険は、家族構成や子供の成長時期、収入や仕事内容などによってメリットとデメリットが異なってきます。

本当に必要な生命保険はどれなのか、それを把握するには将来のライフプラン表をきちんと作成することが大切です。

ライフプラン表を作ることで、お金が必要な時期を把握することができます。
その結果、無駄な保険に加入することがなくなります。

自分でライフプラン表を作成して生命保険を選ぶのが不安な人は、無料保険相談サービスを活用するといいでしょう。
保険のプロ(ファイナンシャルプランナー)に相談することで、保険の知識が身に付きますし、必要最低限の保険のみに加入できるメリットもあります。

ライフプラン表を元に、最適な生命保険を見つけましょう。