がん保険の先進医療特約は必要なの?

がん保険の先進医療特約は必要なの?

日本人の三大疾病と言われている「心疾患」「脳血管疾患」「」は今や誰がいつかかってもおかしくない病気です。

しかもその中の癌は、現在日本人の三人の一人が罹患するといわれており、二人に一人の死因となるといわれています。

現在では、医療技術はますますの進歩を見せて、一昔前では考えられないような治療方法や延命術が存在しています。
この技術は世界中で多くの人々の命を救ってきており、たしかな実績を持っています。

それは「先進医療」と呼ばれています。

がん保険でも先進医療特約をオプションで付帯することができます。

ここでは、がん保険における先進医療特約の必要性について解説いたします。

先進医療とは

先進医療とは、「新しく開発された医療技術」であり、「一般の医療水準を超えた最新の先進技術」として厚生労働大臣から認められている医療行為のことをさします。
これらの医療は国から定められた医療機関でのみ受けることができます。

そしてこの先進医療は、がん治療に使用されることが多いのです。
また、治療方法のほかにも、検査・診断などの評価の方法にも先進医療は使われています。

しかし、この先進医療は今はまだ保険適用外の技術です。
健康保険はあくまで「療養の給付」というところにあります。

国民が保険金を納めることで、病気やケガを負った際の治療費等の不安を減らすことができ、それらの保障を持続的に受けることができるようにすることが根本的な考え方です。

将来いつかは保険適用の医療行為になっている可能性は十分にありますが、今はまだ保険適用がされておらず、その治療費は全額自己負担となってしまいます。

この技術料は先進医療の種類や病院によっても違いますが、大体50万円程度のものから、300万円ほどかかってしまう場合もあります。

この先進医療とは、厚生労働省に届け出のある機関で治療を受けないかぎり、先進医療とは認められないので、これも注意が必要です。

先進医療特約とは

先進医療特約とは、先進医療を受けた際に受け取ることができる特約のことです。
先進医療特約に加入していれば、先進医療を受けた場合の技術料のうち、実費で負担した分を保障することができます。

がん治療に関する先進医療は次のようなものです。

重粒子線治療

固形の癌に対する放射線治療の一種であり、重粒子線を対外から癌病巣に照射することにより、癌細胞を死滅させようとする治療法です。

重粒子線はX線とは違い、癌病巣をピンポイントで狙い撃ちをすることができるのが大きな特徴であり、治療費はおおよそ295万円ほどかかります。

陽子線治療

固形の癌に粒子線(陽子線)を照射することにより悪性の腫瘍を治療します。

この陽子線も重粒子線と同様に病巣をピンポイントで狙うことができるのが特徴です。
これは重粒子線治療よりは若干安く、大体265万円ほどかかります。

これらのような先進医療は、診察を受け、医師とさまざまな相談をしている中で、患者が希望し、その合理性と必要性が認められた際に受けることができます。

治療内容などの説明を受け、納得し、同意書に署名をした後に治療が決定するのです。

先進医療を受ける人の割合はどのくらいいるの?

しかし、この先進医療を受ける方は実はあまり多くないのです。
たとえば重粒子線治療は年間1,300件ほど。
陽子線治療は年間2,100件ほどです。

そして癌治療にあたっている人の数は約150万人といわれています。

これを見るだけでもそのパーセンテージは0.22%とかなり低いことがわかります。
そのため、がん保険にこの先進医療特約を付加させるのは非常に安価です。

月々大体100円程度の上乗せで先進医療特約をつけることができます。

万が一癌になってしまった場合は、できるだけ自分に選べる治療方針の数は増やしておきたいものです。

そのためにも先進医療特約を選ぶことは有効な手段だと言えます。

先進医療特約は単体では加入できない

ただし注意しなくてはならない点として、先進医療特約はそれだけの単体で加入できるものではありません。
あくまで医療保険やがん保険に特約として付加されるものです。

しかし、がん保険に付加される先進医療は「がん治療にかかわる先進医療」のみが対象となっているため、がん以外の病気にかかわる先進医療には保障がありません。

よってがん以外の病気にかかわる病気をカバーするには医療保険に先進医療特約を付加させる必要があるのです。
自分の状況や環境等を考えながら検討していくことが必要です。

まとめ

もし今現在、すでにがん保険に加入しているのであれば、途中からでも先進医療特約を付加せることができる可能性があります。
一度確認してみるといいでしょう。

もし、途中での加入ができないのであれば、また新しい保険に入りなおすことも一つの手です。
しかし、保険というものは加入する際の年齢が高ければ高いほど保険料も上がってきます。

よって簡単に保険を変更するのも難があります。

前述のように先進医療を受けることになる確率はそんなには高くないからです。

しかし、希望している保障内容と保険料と照らし合わせて納得がいくのであれば、検討してみるのも有効です。